12年7月21、22日10時から4時半まで「高次脳機能障害のリハビリテーション~人の心が分かる心を育てる~」と題したセミナーがありました。授業料は19800円、北海道から沖縄まで各地から300人が集まりました。
司会は橋本圭司先生、講師は相沢病院脳卒中リハビリ医原先生、慈恵大渡邉修先生、看護師、心理士、各療法士の方々でした。橋本先生は言葉がはっきりして分かりやすかったです。
95%は20代の若者、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、医師、看護師で、残りは家族会の母親たちでした。皆さん一言も聞き漏らさないとばかり、熱気に満たされていました。若い療法士の熱心さに講師の先生も燃えた勉強会でした。今後に期待できそうです。
渡邉修先生は東京近郊の学習会や家族会の医療相談に手弁当で気持ちよく駆けつけて下さり、修先生と親しみを込めて呼ばれています。
修先生の「解剖学から学ぶ高次脳機能障害」の講義は脳の模型を持ち、「さぁ、はじめまっせ!」の一声からスタートし、息つくまもなく、それでいて分かりやすい言葉で話されました。私もですが、みんな食い入るように見、聴きしました。圧倒された1時間でした。質問さえも出て来ませんでした。
今分からなくても良い、修先生は慈恵大で診て下さるし、来月26日(日)港区高次脳機能障害の勉強会で講演と医療・家族相談交流会で会うことができますから。
7月は設立総会・記念講演会、多摩高次脳機能障害研究会、高次脳機能障害実践ネットワークの事例研究会、今度の集中講義と盛りだくさんの7月でした。脳外傷友の会東川理事長にお目にかかり、「寺内希一郎君は良くなったね」と感心しておられました。東川理事長は優しい田舎のおばあちゃんと言った感じで、講師の先生も一目おいて、尊敬しておられました。
福岡のリハビリ医学会で上田先生にお会いしたとき上田先生から小金井に友の会ができたと聞き、嬉しかったと言われ、私も嬉しくなりました。
(増村)