11月29日『いちごえ会 第8回 講演会』は、「高次脳機能障害者の就労支援」をテーマに、横浜市にある ”クラブハウスすてっぷなな” 統括所長・野々垣睦美氏をお迎えして、講演会と事例検討会を行います。
本講演は、いちごえ会会員以外の方も参加していただけます。当事者・ご家族の方は勿論、医療関係者、PT・OT・STの方など高次脳機能障害に関心をお持ちの皆様に、広くご参加頂ければ幸いです。
当事者・家族、医療・介護の専門家のみなさまへ
上田 敏(いちごえ会顧問)
<講演会について>
いちごえ会(高次脳機能障害者小金井友の会)では3年前の創立以来、毎年2〜3回の講演会をさまざまなテーマで開催してきました。今回の第8回は「就労」(はたらくこと)をとりあげます。 これはすべての高次脳機能障害者にとって大事な問題で、特に若いうちに障害を受け、働いた経験がない、あるいは乏しい高次脳機能障害者には非常に大事な、根本的な問題です。 講師の野々垣睦美先生は、11年以上にわたって高次脳機能障害者のための作業所を運営し、多くの就労者を送り出しただけでなく、「就労を継続できるためには『生活面の不安定さ』に対しての支援が必要」ということを痛感し、5年前から「障害者自立生活アシスタント事業」を開始して成果を挙げてこられました。今回のお話は「就労」と「就労の安定にむけた生活支援」の両面にわたり、非常に深い内容を、分かりやすくお話しいただきます。講演後質疑応答も行いますので、遠慮なくご質問ください。
<事例検討について>
今回はじめての試みとして、実際の事例について当事者・家族・専門家のご意見をうかがう事例検討をおこないます。たまたまですが、講演のテーマとも関係深い事例となりました。積極的なご参加をお願いします。
講演会「日常生活と就労支援」
野々垣 睦美氏
「すてっぷなな」は社会性や対人関係の向上、自分の障害を知り対応方法を身につけることなどを目標に高次脳機能障害者の作業活動をしてきました。退所者の3分の1は就労に結びついていますが、就労後にさまざまな理由で離職するケースもあります。
このような「生活面での不安定さ」に対処するために5年前から「自立生活アシスタント事業」を加えました。単身者などが地域で自立生活を構築・維持できるよう支援するものです。 満員電車で通勤できるか、仕事を続けながら通院や体調管理ができるか、仕事の疲労と家事のバランスは? などの多様な課題から、遅刻や欠勤が増え、就労継続が困難になることが少なくありません。就労だけでなく、継続できるための生活面も含めアセスメントし、支援することが大切になります。
今回の発表では,就労の安定に向けた支援を中心に紹介します。
事例検討会「ひとり暮らしの生活で就労継続に困難」
Aさん(仮名)は47歳男性。29歳直前に労災事故で頭部外傷。初めあった左手足のまひは回復したが、記憶障害、感情コントロールの障害、「本が読めない」などの高次脳機能障害が続いている。障害者施設に職員として勤務してきたが、一人暮らし(受障後に離婚)のためもあって、睡眠障害があり、遅刻・欠勤等が多く、施設も困っている。どう解決すればよいか?
スケジュール
14:00〜15:20 | 開会・挨拶・講師紹介 |
13:45〜15:30 | 講演「すてっぷななでの取り組み」 講師 野々垣 睦美氏(作業療法士)地域活動支援センター統括所長 |
15:20〜15:30 | 休憩 |
15:30〜15:50 | 質疑応答 |
15:50〜16:30 | 事例検討会 高次脳機能障害者が抱えている悩みをあなたならどう解決しますか? 司会 上田 敏先生 (公財)日本障害者リハビリテーション協会顧問、いちごえ会顧問 |
詳細
テーマ | 高次脳機能障害者の就労支援 |
日時 | 2015年11月29日(日)14時00分〜16時30分(予定) ※受付:13時30分より |
場所 | 小金井市立 貫井北町センター 学習室A・B 小金井市貫井北町1-11-12 http://www.ntk-koganei.org/ |
交通 | JR中央線 武蔵小金井駅 北口より徒歩10分 |
参加費 | 1,000円(会員無料、当日入会でも無料) |
条件 | 会員・非会員問わずどなたでも参加可能です。 |
締め切り | 2015年11月27日(金)まで |
申し込み方法 | 下記のフォームからお申し込みください。 |
PDFファイル | 第8回講演会A4チラシPDF |
注意事項 |
|
会場の地図
〒184-0015
東京都小金井市貫井北町1丁目11−12
小金井公民館貫井北分館
お申し込みフォーム
終了しました。
- 投稿タグ
- 講演会