9月9日(日)、参加者28名(うち当事者9名)を迎えて『第1回交流会』を開催しました。
初の交流会は、「いちごえ会」副会長の寺内による企画・進行です。最初に全体説明、増村会長挨拶の後、二部構成のプログラムで進行しました。
第一部は、参加者の自己紹介(お名前、お住まい、お立場、発症・事故等の時期、原因など)です。
今年発症された方から”高次脳機能障害”という言葉がなかった25年前に発症された方まで、本人、ご家族、事情は様々です。しかし、”高次脳機能障害”を十分理解して貰うことの難しさ、リハビリの苦労、病院やリハビリセンターよりも自宅や社会で生活することが最良のリハビリになったことなど、共通する点も多かったと思います。
昼食後の第二部では、近況(趣味、お仕事、苦手なこと、得意なこと、困ったこ と、楽しかったことなど)を話して頂きました。
やはり苦労が多く、中には話しながら当時のことを思い出し涙ぐむ方が何人かいました。逆に、リハビリの苦労話を”笑い話”としてご紹介される方もいらっしゃいました。しかし、多くの方が落ち込んでいるだけではダメなので、前向きに考えているとのことです。中でも印象的だったのは、「発症前の自分より、今の私のほうが好きです」の一言です。この言葉には共感された方も多く、思わず会場から拍手がわき起こりました。
その後、理事である平田のギター伴奏で名曲『上を向いて歩こう』(村田が選曲)を全員で歌い、みんなで盛り上がりました。
最後に、集合写真を撮影して解散しました。
今回はいちごえ会発足以来初のイベントにも拘わらず、予想を上回る多くの方に参加して頂くことができました。残暑厳しい中、遠方からもお越し頂き本当にありがとうございました。
不慣れなため、時間配分や段取りが悪く参加頂いた方にはご迷惑をかけた点もあったと思いますが、それら反省点を改善しながら、次回は更に皆さんの役に立つ交流会にしていきたいと思っています。是非、ご意見・ご感想をお寄せ下さい。ご連絡は、メール(info@ichigoe.org)または お問い合わせフォーム などでお願いします。
なお、第2回交流会は来年2013年1月27日(日)を予定しています。今回の交流会の詳細は、会報「いちごえだより」の次号(11月初め発行予定)でもお伝えするので会員の皆様はお楽しみに!
【速報】次回イベントが決定しました!
2012年11月18日(日)に独立行政法人国立成育医療研究センター リハビリテーション科医長/医学博士 橋元圭司先生をお迎えして講演会を開催します!ご存じの方も多いと思いますが、橋元先生は多数の著書も出され、第一線で活躍されています。詳細が決定次第このホームページでお知らせするので今暫くお待ち下さい。
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