昨日、橋本圭司先生をお迎えした、第2回講演会を無事終了しました。
講演のテーマは「高次脳機能障害 心と身体で支えるリハビリテーション」です。高次脳機能障害が単なる頭の病気ではなく、気持ちや心そして身体がリハビリテーションに繋がることを、実例を交えながら具体的に説明されました。
会場もテーブル席が全て埋まるほど、多く方に来場して頂きました。1時間半に及ぶ長丁場の講演中も、しきりにメモを取るなど皆さん熱心に聞かれていたのが印象的です。
今回、橋本先生が特に強調されていたのは「奏和(そうわ)」についてです。この言葉は橋本先生の造語で、”心と身体”を健全に保つことが如何に高次脳機能障害のリハビリテーションに結びついているかを表しています。
例えば、深呼吸が脳に酸素を送り、脳を活性化させ、高次脳機能障害にも良い効果をもたらすことなど数々の実例を上げて説明されました。
最後の質疑応答では、ご家族の方から難しい質問もありましたが、丁寧にそして真摯に回答されていたのが印象的です。今回の講演内容や質疑をきっかけに、リハビリテーションのヒントを掴んで頂き、社会復帰へ少しでも結びつけて頂ければ幸いです。
なお、今回は開始時間が10分ほど遅れ、参加された皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
いちごえ会の次回イベントは、『第2回交流会』2013年2月11日(月・祝)開催です。交流会では当事者および家族の方々同士が、自分たちの悩みや課題を相談し合う場になります。詳細は、このホームページやFacebook等でご案内いたしますので、是非ご参加ください。
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