お陰様で、5月19日(日)に小金井市福祉会館 5階で開催した『総会・第3回講演会「当事者が感じる高次脳機能障害」』には多数の方にご参加頂き無事終了しました。

いちごえ会・総会

いちごえ会・総会

最初に、いちごえ会として昨年7月の発足以来はじめての総会を開催しました。総会では、会長の増村より平成24年度の活動報告、会計報告並びに平成25年度の計画を報告し、皆様の拍手をもってご承認いただきました。

10分ほどの休憩の後、渡邊修先生(東京慈恵医科大学付属第三病院 リハビリテーション科 診療部長)をお迎えして『第3回講演会「当事者が感じる高次脳機能障害」』を開催しました。

第3回講演会(渡邊修先生)

第3回講演会(渡邊修先生)

講演内容は(1)浩治納期の受章外の整理、(2)当事者の感じ方(当事者の言葉と行動を大切に)、(3)リハビリテーションの方法の確認、です。

最初に、11年前に発症されたイラストレータだった方の症例を紹介しながら、高次脳機能障害になった方がどんな風に感じ、どんな悩みを持っているかが説明されました。

なお、説明には発症したイラストレータご自身が描いた漫画(「マンガ家が描いた失語症体験記」著者:福元のぼる・はな)が用いられました。

発症後の心と体の変化

発症後の心と体の変化

言葉で説明されるより、具体的で多くの症例が説明されています。どれも健常者には何でもないことばかりですが、漫画と一緒に渡邊先生の解説を聞くと何故できないのかが少し分かった気がします。

脳の模型

脳の模型

渡邊先生の講演は、丁寧に作られたスライドに加えビデオや持参した脳の模型まで使ったユニークなもので、とても分かりやすく印象的な内容だったと思います。

今回は、渡邊先生のご好意でカラー印刷したスライドを配布させて頂くことができました。持ち帰ったスライドを後日再読することで、更に理解を深めて頂けると思います。

会場には、当事者、ご家族、PT・OT・STの方など様々な立場の方が集まっていましたが、皆さん熱心に聞かれていて、それぞれの立場で理解を深めて頂けたことと思います。

第3回講演会の様子

第3回講演会の様子

講演会の最後には、会場より多数のご質問を頂きました。限られた時間でしたが、渡邊先生に丁寧に回答して頂けました。

最後に、当日会場で販売した渡邊修先生と講演で使用した福元のぼる・はなさんの著書を紹介します。

今後は、6月29日(土)「3者合同研修会」、8月31日(土)「第4回交流会」を予定しています。今年度もいちごえ会をよろしくお願いいたします。