7月1日(日)、小金井市福祉会館5Fホールにて「高次脳機能障害者小金井友の会(通称・いちごえ会)」の設立総会および上田敏先生の記念講演会を開催しました。
100人分用意した会場はほぼ満席で、当事者、ご家族、福祉関係者、医療・リハビリ関係者など、高次脳機能障害やその社会復帰に関心を持つ多くの方々にご参加頂きました。
また、小金井市長・稲葉孝彦様、東京都心身障害者福祉センター地域支援課・安達様、NPO法人東京高次脳機能障害協議会(略称・TKK)理事長・細見みゑ様、小金井市社会福祉協議会会長・鴨下健夫様などにご出席いただき、設立後にはご祝辞のご挨拶をいただきました。
最初に設立総会が行われ、当会副代表を務める寺内希一郎による開会の辞の後、発起人代表を務める増村幸子より、当会設立の経緯、当会の目的などの説明と挨拶をさせていただきました。
10分ほどの休憩の後、(公財)日本障害者リハビリテーションセンター協会顧問・元東京大学医学部教授 上田敏先生による記念講演が行われました。
テーマは「高次脳機能障害者の理解と支援 人間らしく生きる権利の回復のために」で、高次脳機能障害の定義からリハビリテーションの現状まで、症例を交えながら1時間強、初心者にも分かりやすくご説明くださいました。
とくに高次脳機能障害のリハビリテーションは、病院だけではなく、社会活動を通して行うことが重要で、そのためには行政を含め、受け入れ側である社会の理解が大変重要であるとのご指摘でした。
講演後の質疑応答では、TKK理事長・細見みゑ様や出席者された当事者の方からも社会活動の重要性であることをご説明していただきました。
出席者の方々から多数のご意見・ご質問をいただき、上田先生も丁寧に回答され、あっという間に予定時間を過ぎてしまいました。
最後に副代表・村田雅英による、元気いっぱいの閉会の辞で滞りなく終了しました。
終了後は多数の入会申し込みをいただき、今後の活動への励みになります。
なお、当日は数名のボランティアの方々に駅からの案内、受付、誘導など手伝っていただきました。本当にありがとうございました。
設立総会を終え、いよいよこれからが本番です。役員一同力を合わせて頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。